ツボとは違う? 反射区とは
ご存知ですか、足裏にある”反射区”。 これがとっても凄いんです。
足裏の反射区を使ったメニューについて、「足裏のコリをほぐすんですか?」「足が疲れてる人向けのメニューですか?」とご質問をいただくことがあるのですが・・・違います!
いや、もちろん足裏のコリもほぐれますし、足の疲れも取れるのですが、それだけではないんです。
例えば、「足裏を刺激することで、肘や耳のケアまで出来る」。
これを聞いて「そんなバカな (笑) 」と思った方は、ぜひこの記事を読んでください。
医師の研究から誕生した近代リフレクソロジー
リフレクソロジーとは、リフレックス(反射)とロジー(学問)を組み合わせて生まれた言葉です。
近代的なリフレクソロジーは、1917年にアメリカの医師が研究結果を出版したことが起源とされています。
人間の身体は、全身の臓器や器官が “足裏” に映し出されるように反射投影されている、という研究の元に成り立っているのがリフレクソロジーです(細かく言うと、足の甲やくるぶし周りも含まれます)。
単なる健康法ではなく、きちんとした研究の元に生まれた学問であり、長い歴史があるものなのだということを知っていただくことで、まずは安心と興味を持っていただけると嬉しいです。
足裏から全身に繋がる”反射区”
全身の様々な臓器や器官が反射投影されている足裏。その投影場所の1つ1つを“反射区”と言います。
この反射区と対象部位は、体の左右対称に10ライン存在している“エネルギーゾーン”というラインで繋がっているので、足裏という末端の部位からでも、内臓や頭にまで働きかけていくことができます。
例えば、胃の反射区は土踏まずにありますが、そこを刺激することで間接的に「胃」に働きかけることができるというのがリフレクソロジーの考え方です。
この様に聞くと、反射区は何かに似ていると感じませんでしょうか?
そう。 マッサージなどで使われることの多い“ツボ(経絡経穴)” です。
ではこの2つの違いについて、少しだけ知識を深めてまいります。
反射区とツボの違い
結論から言うと、反射区は足裏を介して臓器や器官のピンポイントを刺激します。「腎臓元気になれ…エイッ!」といった具合です。
対してツボは、気の巡りを整えることで全身のバランスを整えてくれます。「腎臓が元気ないのは、ここの気の流れが滞っているから…ソリャ!」というイメージでしょうか。
また、ツボは点なのに対して反射区は面です。なので刺激の与え方もかなり違います。反射区は“流す”力の加え方で、ツボは“押す”イメージです。
反射区とツボ、どちらにも優れた点がありますが、『1つ1つの器官を刺激することで → 結果として全身が整う』(反射区) アプローチと、『全身の大きな流れを整える →結果として1つ1つの器官も整う』(ツボ)というアプローチの違いがあります。
ちなみにルアンルアンのリフレクソロジーで用いている「アジアン手技」は、東洋と西洋の良いところを融和させて導いた、独自の考え方から成り立っています。
リフレクソロジーの効果
反射区を使ったリフレクソロジーの大きな目的は、体が本来持っている自己治癒力を引き出すことです。
1つ1つの臓器・器官に繋がる反射区へ刺激を与えることで身体を充分に癒して活性化し、健康な状態へと整えていきます。
この部分に関しては、リフレクソロジスト(リフレクソロジーを行う施術者)は誇りを持っていますので、「足のコリがほぐれるだけでは?」と言われると、とても悲しくなります。。。
私たちは施術しながら、足裏のゴリゴリ、ブツブツとした塊のようなものを感じ取っていきます。
疲れが溜まっている体の部位の反射区には、より多くのゴリゴリ、ブツブツがたまりますので、どこが疲れているのかが反射区から読み取れるのです。
このお客様自身でも気付いていない「お疲れ」を発見し、刺激を与えることで元気にしていくことに全力を傾けています。
その結果、リフレクソロジーでは術後に全身が軽くなったような感覚を得られ、それが持続しやすいのが大きな特徴となります。
未経験の方へ
ピンポイントで体のコリがある場合はボディケアをおすすめしていますが、全身の倦怠感や精神的な疲労、冷えや食欲不振など、体の内側から疲れが来てるな…とお感じの方は、是非リフレクソロジーを一度お試しください。
国内でも一時期流行しましたが、ただ気持ち良いだけのリフレクソロジーをご提供するサロンが多く、いつの間にか「ただ足の疲れが取れるだけ」という印象を抱かれてしまうようになったのがとても残念です。
本物のリフレクソロジストが行う施術は全身の満足度が違いますので、どうか一度私たちに施術させてください。
ちなみに私がリフレクソロジーに携わって最初に驚いたのは、体の内側ではなく「肘(ひじ)の反射区」です。
子供のころにひじを粉砕骨折した経験からか、梅雨の時期になると今でもだるくなったり、重くなったりと違和感を感じることがあるのですが、リフレで(リフレクソロジーの略称です)ひじの反射区を刺激されたときに他の場所以上に響いたのを覚えています。
また最近ではデスクワークが多く、腰に疲れがたまってくるのですが、そんな時に店へ出向いてリフレを受けると、「腰が疲れているようですが・・・」と指摘されます。
腰の反射区はかかと周りにありますが、自分触ってみると確かにゴリゴリしているのです。当店のリフレクソロジスト達はとても優秀です(笑)
足裏というと「痛い」というイメージを持つ方もいるかと思いますが、テレビで放映されているような「イタタタタ」なんてことはありません(あれはきっとTV用の痛いだけのツボです)。
ルアンルアンでは、お客様お一人お一人に合わせた「痛気持ちいい」刺激で、じんわりと身体に響くように反射区を刺激してまいります。
ぜひ一度「足裏反射区体験」してくださいませ。癖になる刺激と術後の解放感は他には無い心地よさですよ♪